働くにあたって個人情報は、どこまで伝える必要があるのでしょうか。特に派遣は、実際の雇用先である「派遣会社」から就業先となる「派遣先」にも情報が共有されているのか気になる方は多いと思います。
そこで今回は、派遣先に個人情報を伝えなければならないのかについてご紹介いたします。
派遣先に個人情報を伝える義務はない
・派遣社員の個人情報の取り扱われ方
派遣社員は派遣会社に個人情報を伝えます。その派遣会社に登録された個人情報は、登録者の同意なしで勝手に第三者に伝えられることはありません。
万が一、派遣先から個人情報の開示を求められた際は、必ず派遣会社は本人に許諾をとるため登録者に連絡が入ります。これは、派遣社員が派遣先と直接雇用契約を結んでいないことが理由です。
・一部例外の場合もある
注意しておきたいのが、場合によっては許諾なしで個人情報が伝えられることがあるという点です。これは法令に基づく場合や、会社が合併される場合などに適用されます。また、労働中に何らかの事件や事故に巻き込まれた場合などの緊急時も同様です。
派遣先はどれくらい自分の個人情報を知っている?
・派遣先が知っている個人情報
個人情報には多くの情報が含まれますが、派遣先によっては略歴書の提出が求められていることがあります。略歴書に記載される一般的な内容は、最終学歴、資格、職務経歴などが記載されており、個人が特定できるような住所・氏名などは含まれていません。
ただし、労働基準法によって労働時間が制限されている18歳未満と、労働災害の発生割合が増えてくる45歳以上の場合は、年齢を通知することがあります。
・個人情報を知られていた場合はどうする?
派遣先が派遣会社に登録している、労働者の時給や福利厚生などの情報などの内容を知ることはありません。しかし、伝えた覚えがないにもかかわらず、万が一派遣先に個人情報を知られていた場合は、必ず派遣会社に相談をしましょう。
他にも派遣先の人に個人情報を何度も聞かれる場合は、相談することをおすすめします。
上記で説明した通り、個人情報を派遣先に教える義務は労働者にはありません。対応に困った場合は、派遣会社を通して解決しましょう。
まとめ
個人情報の扱いに不安を感じる方もいると思います。もし不安や疑問があれば、必ず派遣会社に相談して解消しておきましょう。
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