日本の外国人アルバイトは、年々増加しています。現代では、外国人がアルバイトをする、働いているということは当たり前のことになりつつあるのです。

外国人が日本で働く場合、資格や証明書は必要なのでしょうか。今回は、外国人留学生に向けたアルバイトについてのステップをご紹介します。

■就労資格

外国人が日本で就職したり働くためには、規定が存在します。

「永住者・日本人の配偶者・永住者の配偶者・定住者」の在留資格を持っている方は、日本での就労に制限はありません。職業の選択や転職をすることも自由です。

一方で、「留学・文化活動・家族滞在」の在留資格を持つ方は、日本での就労が認められません。しかし、“資格外活動許可”を申請すれば、働くことが可能です。例えば、留学生のアルバイトは、1週間28時間以内での就労が許可されます。

・資格外活動許可を取得するためには

資格外活動許可を取得するには、入国管理局へ行きましょう。必要な書類は以下の通りです。

1.パスポート

2.在留カード

3.学生証

4.資格外活動申請書

申請は無料で行うことができます。申請の処理期間は、最短で2週間、長くて2ヶ月程度です。許可証がある場合でも、風俗業や風俗関係業（バー・クラブ・キャバレー・スナック・麻雀店・パチンコ店・ゲームセンターなど）のアルバイトは禁止されているため注意しましょう。

■ビザを取得しよう

日本で90日以上の長期滞在、もしくは日本で就労する際はビザの取得が必須です。就労を目的とした “就労ビザ”を取得しましょう。他にも公用ビザ、外交ビザなど全部で19種類のビザが存在します。

ビザを取得した外国人には、それを証明する在留カードが発行されます。在留カードにはビザの有効期限や種類が記載されています。この在留カードは常に所持しておくことが義務付けられているため、大切に扱いましょう。

■日本でバイトするメリット

外国人が日本でアルバイトをするメリットとは、どのようなものが考えられるでしょうか。以下の3つをご紹介します。

・日本語が上達する

アルバイトを通じて日常的な会話、言語を学ぶことができます。勉強だけでは出会うことのなかった単語を知るきっかけにもなるのです。また、様々な日本人と触れ合うことで、本場の言葉に触れながら自然に日本語力が身につくでしょう。

・日本で友人ができる

アルバイトをする中で、いっしょに働く仲間ができます。同じ時間を過ごすことで、友情が芽生えることも少なくありません。本場で友人ができることで、日本語の上達が早くなることもあります。留学先で出会う人たちは、きっとあなたに大きな影響を与えてくれるでしょう。

・日本の文化に触れる

実際に日本で働くことで、通常では知らなかった日本の文化に触れる機会が増えます。日本人の礼儀や考え方など、新鮮な気持ちで毎日働くことができるでしょう。

言語の違う国で働くということは、不安に思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、通常では経験できない、貴重な時間を過ごせるはずです。ぜひ日本でのアルバイトを検討してみてください。

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