ダイバーシティ化が進んでいる現在、平成28年には女性の就業者数が2,810万人、男性の就業者数が3,655万人となっています。内閣府男女共同参画局によれば、生産年齢人口(15~64歳)の男性は平成20年以降減少し続けているのに対して、女性は平成25年以降増加しています。このことから今後、より女性の力が企業に求められてくるでしょう。[注1]
そこで今回は、さまざまある女性が活躍する現場のなかかから、女性が働きやすい派遣業務3つと、派遣先で注意すべき点をご説明します。
[注1] 第1節 就業をめぐる状況 | 内閣府男女共同参画局
女性が働きやすい派遣業務は事務部門/販売・物流部門/プロモーション部門の3つ
女性が働きやすい派遣業務としては、以下の3つの部門の業務が挙げられます。
1.事務部門の業務(一般事務・経理事務・各種オペレーター・受付業務・電話対応・クレーム処理)
2.販売・物流部門の業務(販売スタッフ・マネキン・入出庫管理・検品作業・倉庫内軽作業など)
3.プロモーション部門の業務(イベントスタッフ・イベントコンパニオン・オペレーション・ナレーションなど)
派遣業務を長い期間続けたいと考える女性は事務部門の業務や、販売・物流部門の中でも物流に関する業務を選ぶのがおすすめです。
また、ある程度短期間での仕事を見込んでいる、働く場所を長期間固定せずにいろんなところで働ける機会を得たいという女性にはプロモーション部門の業務がおすすめです。
派遣先で特に気をつけるべきことは契約外の仕事と社内での距離感の取り方
女性に限らず、派遣として働くうえで、派遣先で特に気をつけるべきこととしては以下のようなものが挙げられます。
*契約外の仕事を押しつけられたら派遣会社に相談すること
*「適度な距離感」を保つことを心がけること
まず「派遣先で契約外の仕事を押しつけられる」というのは、特によくあるトラブルです。
こうした状況が発生した場合、派遣先と直接交渉することは角が立ってしまいがちですのでおすすめできません。派遣会社の担当に相談し、その担当から派遣先に交渉してもらいましょう。
派遣会社に間に立ってもらえれば、契約外の仕事を押しつけることをやめさせてもらう交渉ができるのはもちろんのこと、場合によっては「契約外の仕事をさせるのであれば時給のアップを」という交渉ができる可能性もあります。
次に「適度な距離感」についてです。
正社員も派遣社員も同じ会社で働いているのだから立場は同じ、という建前はあるものの、いきなりフランクになりすぎる、自己主張が強すぎる、というような状態だと人間関係でトラブルを起こしてしまうリスクが高まります。一歩ひいた感じの謙虚な姿勢で、言葉遣いもフランクになりすぎず、過度な敬語も使いすぎず、という自然体の言動をとることを心がけましょう。
「派遣は人間関係のことをあまり考えなくていい」という考え方をする人も中にはいますが、日々の仕事のやりやすさ、有給の取りやすさなどについても人間関係によってかなり違ってきますので、良好な人間関係を築いていくことを心がけるほうが結果的にはお得です。
働きやすい職場をみつけてプライベートも仕事も充実させよう
男女の職業における不平等さをなくすために、1986年に男女雇用機会均等法が施工され、以降、女性の社会進出が増加しています。それを加速させるように、第2次安倍内閣は2020年までに女性の就業率73%達成のために、さまざまな政策目標を掲げています。このように働く女性のための制度作りが形作られている今だからこそ、女性は働きやすい職場をみつけ、プライベートも仕事も充実させましょう。[注2]
[注2] 平成24年版男女共同参画白書 | 内閣府男女共同参画局
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