海外の方が日本で仕事を探すなら、人材派遣会社に登録するという選択肢があります。厚生労働省が2018年10月にまとめた調査では、合計146万人もの外国人労働者が日本で働いています。[注1]派遣会社も外国人のサポートを以前よりも手厚く行っているため、日本で働くのが初めての方でも安心してお仕事紹介を受けられるようになってきました。この記事では、日本で働きたい外国人労働者のための派遣会社の活用方法を解説します。
[注1]厚生労働省:「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(平成30年10月末現在)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_03337.html
海外から来た人が派遣会社を上手に活用する2つの方法
人材派遣会社は、日本で働きたい外国人の方の心強い味方です。派遣会社を賢く利用するポイントは次の2点です。
・1. 派遣会社の分類を理解しておく
外国人向けの派遣会社は、いくつかの分類に分かれます。派遣会社を利用するにあたって、どのようなカテゴリーに当てはまるか確認しておきましょう。
ブルーカラー系 | 倉庫内作業、フォークリフトオペレーター、冷凍・冷蔵庫内作業、トラック運転手など |
オレンジカラー系 | 販売スタッフ(マネキン)、イベントスタッフ、イベントコンパニオンなど |
ホワイトカラー系 | 一般事務、経理業務、受付業務、コールセンター業務、クレーム処理業務など |
IT・技術系 | プログラマー、システムエンジニア、WEB開発、機械設計など |
・2. 複数の派遣会社に登録しておく
複数の派遣会社に登録しておくと、やってみたい仕事を紹介してもらえる確率が上がります。また、各派遣会社の担当者とやりとりしていく中で、信頼できるパートナーを見つけることができます。インターネットで気軽に紹介を受けられますので、まずはWebサイトからスタッフ登録をしてみましょう。
外国人労働者が派遣会社を探すときの3つの注意点
日本で仕事を探している方は、派遣会社の紹介を受けるのがおすすめです。派遣会社を選ぶときは、次の3点に注意しましょう。
・1. 自分のやりたい職種に強い派遣会社を選ぶ
日本でやってみたい仕事がある方は、その職種の紹介に強い派遣会社を選びましょう。たとえば、入力オペレーターやコールセンター業務なら「一般事務系」に強い会社が、イベントの企画や運営なら「プロモーション系」に強い会社がおすすめです。
・2. 外国人採用に関する法律に明るいかどうか
外国人が日本で仕事をするとき、労働基準法・労働者派遣法・入管法の3つの法律が関わってきます。こうした法律に明るい派遣会社なら、在留資格を取得するときや、派遣先でトラブルが起きたときなどにサポートを受けられます。担当者と話すとき、法律についての疑問があれば質問してみましょう。
・3. 担当者の人柄をチェックする
派遣会社を訪問したときのスタッフの対応や、仕事を紹介してくれるエージェントの対応をよくみておきましょう。明るく誠実に対応してくれる担当者なら、長く続けやすい仕事を紹介してくれる確率が高まりますし、万が一トラブルに巻きこまれたときでも親身になって相談してもらえます。
日本で働きたい海外の方は「派遣会社」を賢く利用しよう
今回は、日本で働いてみたい外国人の方向けに、「人材派遣会社」の活用方法を解説しました。派遣会社によって紹介できる仕事が異なりますので、自分のやりたい職種に強い会社を選びましょう。外国人派遣に関する法律に詳しく、明るく誠実に対応してくれる会社なら、万が一トラブルに巻きこまれたときでも安心です。
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