現在企業は深刻な人材不足に悩まされています。そのため多くの企業が外国人労働者を雇用するようになってきています。日本政府も外国人雇用率を引きあげる方針を示しました。
しかし、どんな外国人でも働けるというわけではありません。日本国内で外国人が就職するためにはいくつかの条件があります。ではその条件について見ていきましょう。
必要とされる2つのスキルが「技術」と「語学」
外国人が日本国内で就職するために必要なスキルが、「技術」と「語学」です。日本語がまったく話せないという方であっても就職することは可能ですが、やはり日常会話程度の日本語ができたほうが選択肢の幅が大きく広がります。
特にビジネスマンやデザイナー、プログラマーなどの職種では、かなり専門的な話をすることが多くなるため、企業側が日本語のスキルを求めるケースが少なくありません。日本語力をアピールするために、日本語能力試験を受験するというのもよい方法でしょう。
言語に続いて求められるスキルが技術です。母国で何らかの職に就いていた方は、その経験をアピールポイントにするとよいかもしれません。
特に日本にはない技術を持っている外国人は、雇用されやすい傾向にあります。シェフやアーティストなどの職種では特に技術が重視されます。自分が就職したい企業がどのような技術を求めているのかを把握したうえで、アピールすることが重要です。
就労ビザとは?
外国人が日本国内で働くためには、就労ビザがどうしても必要です。就労ビザを取得せずに就職はできませんし、もし就職すると本人も雇用した企業も罰せられます。
実は就労ビザというビザは存在せず、27種類ある在留資格のうち17つある就労が可能なものの総称です。具体的には教授、芸術、宗教、報道、経営・管理、法律・会計業務、医療、研究、教育、技術・人文知識・国際業務、介護、企業内転勤、興行、技能、特定技能、技能実習そして高度専門職ビザです。
なお、外国人留学生は資格外活動許可を得ている場合に限り、1週間28時間までアルバイトが行えます。こうした就労ビザを取得するためには多くの必要書類を提出しなければならず、企業側にも必要書類があるので、行政書士などの専門家の助けを借りて手続きを行ったほうがいい場合もあります。
外国人を雇用する際には資格とスキルをチェック
外国人の中には日本語が堪能で、しかも非常に貴重な技術を持った方もいるので、企業にとって非常に魅力的な人材が少なくありません。しかし、就労ビザなどの資格についてはしっかりとチェックしておく必要があります。違法に外国人を雇用してしまうことがないよう、細心の注意を払いましょう。
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