派遣社員として派遣先で働いていると、派遣先を変更したいと思うことがあるでしょう。業務内容が合わなかったり、人間関係に疲れてしまったりといった理由で派遣先を変更したい場合、どのような方法をとればいいのでしょうか。

この記事では派遣先を変更したい時にやるべき２つのステップと派遣先の変更をお願いするタイミングをあわせて解説します。

ステップ1.派遣先の変更を希望していることを担当者へ相談する

最初にやることは、派遣元の担当者に相談です。派遣社員は派遣元の会社が雇用手続きを行っているので、派遣先の会社に退職したい旨を伝えても意味がありません。必ず派遣元の会社の担当者に派遣先を変更したいと相談してください。また、変更したいと思った動機をしっかり説明できるようにしておきましょう。今後も同じ派遣会社で働き続けたければ、気まぐれに派遣先を変えたいわけではないと説明することが重要です。

ステップ2.契約中に派遣先を変更する際は引き継ぎを忘れずに行う

派遣先の変更が決定しても、派遣先をすぐに辞められません。退職までの期間はしっかり業務に取り組みましょう。契約の途中で派遣先を去る場合、次に入ってきた派遣社員にあなたが今まで携わっていた業務の引き継ぎを忘れず行いましょう。

派遣先の変更をお願いする３つのタイミング

派遣先の変更をお願いするタイミングは、

＊1.契約満了のタイミング

＊2.プロジェクトや業務の進捗に合わせる

＊3.求人が増える時期

という3つが挙げられます。

・1.契約満了のタイミングが理想的

派遣先を変更したい旨は契約満了をもって伝えるのが理想的です。

スムーズに手続きが進みますし、派遣先によい印象を残したまま契約を終えられます。

・2.プロジェクトや業務が一区切りついた段階

プロジェクトの途中でいきなり辞めれば、印象が悪くなるだけでなく派遣先の業務にも支障が出ます。

しかし、契約満了までどうしても待てない場合はプロジェクトや業務が一区切りついたタイミングなら、派遣先へのダメージを最小限に抑えられるでしょう。

・3.求人が増える３〜４月を待つ

派遣先の変更をお願いする派遣社員が増えるのが3〜4月です。これは、派遣の求人は3〜4月に増えると言われているためです。この時期は求人が多くなっているので、次の職場を見つけやすいでしょう。

派遣会社を変更したい人はよく考えてから伝える

派遣先の変更だけでなく、派遣会社そのものを変える人がいます。

派遣会社を変えれば希望の会社に派遣されるかもしれないと考える気持ちは分かります。

しかし、派遣会社を変えるというのは、時間がかかるものです。

心機一転という意味ではいいかもしれませんが、派遣会社をリサーチした後に、登録会や説明会に参加し、スキルチェックや面談をし直さなければなりません。

また、担当者との関係もゼロからになるので、「前の担当者が私のことを理解してくれた」なんてことがあるかもしれません。

派遣会社を変えるのは一つの手段ですが、よく考えてから決めましょう。

派遣先の変更は計画を立てて進めることが大切

いきなり派遣先の変更を決めれば、派遣元や派遣先にも迷惑がかかります。そのため派遣先を変更したいのであれば、派遣元への相談や説明などしっかりした準備が必要です。報告・連絡・相談を怠らずに、よい印象を残したまま派遣先の変更ができるようにしましょう。

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