派遣社員が退職を希望する際は、一般的な正社員とは手続きなどが異なります。
企業か派遣会社のどちらに退職の希望を伝えればよいのか、また退職までの流れや注意点について詳しく紹介いたします。
派遣社員が退職する際の手続き・流れ
派遣社員が退職したいとき、何からすればよいのかについて解説します。
間違えるとスムーズに退職できないので注意しましょう。
・明確な退職理由を考える
退職したい理由を明確にして、派遣会社や企業に伝えましょう。
内容によっては、仕事内容を改善するから留まってほしいといわれることもあります。
辞める意思があるのなら、きちんとその旨を伝えて派遣会社、企業に理解してもらえるように説明しましょう。
・派遣会社に退職意思を伝える
退職したい場合は、企業ではなくまずは派遣会社に相談します。
派遣会社と定期的に面談している場合はその担当者に。都合がつかない場合は電話やメールで伝えます。
また、最低でも次回更新の1ヵ月前までには退職したい意思を伝えることをおすすめします。
派遣社員であっても、契約期間までは働くのが一般的です。
引き継ぎや派遣会社の人材確保のための時間も必要ですのでその点は配慮しましょう。
・企業への退職届などは不要
企業へ退職届を提出する必要はありませんが、派遣会社に退職の意思を伝えたあとに必要があれば企業にも伝えます。
派遣会社から企業に連絡があるので自ら進んで報告する必要はないという考え方もあります。
状況に応じて臨機応変に対応しましょう。
派遣会社に相談する前に企業に伝えてしまうと派遣会社の信用問題につながりますので注意してください。
派遣社員が退職する際の注意点
派遣社員が退職する際の注意点を3つ解説します。
社会人としてきちんと責務を全うし退職するよう準備を行いましょう。
・1. 仕事内容の引き継ぎを行う
自分しか知らない仕事やマニュアルがある場合は、退職までに引き継ぎを行います。
新しい派遣社員がきてくれる、正社員に仕事を引き継ぐなどの方法がありますので、企業と派遣会社の指示に従ってください。
・2. 社会保険の切り替えを行う
社会保険に加入しており、退職後すぐに次の派遣先を探さないという場合は社会保険の切り替えも必要です。
切り替えをしていない間に怪我や病気になった際、治療費が全額負担になる場合があります。
すぐに次の派遣先へ就労する場合はそのままで問題ありません。
・3. 失業給付金もチェックしておく
次の仕事にすぐに就けない場合は失業給付金の手続きをすることも可能です。
・雇用保険に加入している
・再就職の意思がある
・以前の職場で一定期間働いていた
などの条件を満たしていれば、失業給付金を受け取れます。
会社都合で退職した場合は、7日間の待機期間が設けられ、受け取りは早くても、手続きから1ヵ月後くらいです。
自己都合退職の場合は、7日間の待機期間に加え、給付制限期間が2ヵ月(令和2年10月1日より)設けられています。
派遣社員の退職に必要な手続きを覚えておこう
派遣社員の退職方法を紹介しました。
派遣社員が退職する際はまず派遣会社に、次に企業に退職の意思を伝えます。
退職届などは必要ありません。退職の手続きも派遣会社が行ってくれます。
引き継ぎや社会保険の切り替えなどは自分で行わなければならないので、前もって準備をしておいてください。
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