正社員として働いていた会社を辞め、次の職を見つけるまでの間に派遣として働くことを「つなぎ派遣」と言います。失業保険をもらえるケースも多いですが、無職の期間は収入もありませんし短期間で働ける派遣を選ぶ方も多いです。
今回は次の仕事が決まるまでの間に派遣の仕事をすることのメリット・デメリット、つなぎ派遣として働く場合のポイントを紹介します。
派遣の仕事をつなぎにするメリット・デメリット
では、さっそく派遣の仕事をつなぎとするメリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。
・つなぎ派遣で働くメリット
つなぎ派遣で働くメリットの一つ目は、収入が安定することです。自主退職の場合すぐに失業保険がもらえるわけではありませんし、転職先がなかなか決まらなかった場合、しばらくは収入がない状態になってしまうケースもあるでしょう。その期間アルバイトをしようと考えている方もいるかもしれませんが、派遣はアルバイトより時給がよく、収入が安定しやすいです。
二つ目は転職活動に支障が出ないような働き方も選べます。派遣で働く日数は自分で希望を出すことができますから、条件に当てはまれば転職活動と両立しながら働くことが可能です。未経験で働ける仕事もありますから、全く違った職種で働くこともできます。
・つなぎ派遣で働くデメリット
つなぎ派遣で働く場合のデメリットの一つ目は、契約期間内は自己都合でやめることができないことです。転職先が決まって「来月から来て欲しい」と言われたとしても、派遣の契約期間中であればそれを理由に退職することはできません。契約更新のタイミングで転職が決まったり、転職先にスタートを待ってもらえたりするのであればいいですが、チャンスを逃してしまう可能性も考えられます。
二つ目は、そのまま派遣で働き続けてしまう可能性があることです。最初は正社員への転職にモチベーションがあるかもしれませんが、派遣として働くことに慣れてしまうと転職活動への意欲が下がってしまうことがあります。
三つ目は採用試験のために仕事を休まなければならないケースがあることです。転職希望先から指定された面接日が派遣として出勤予定の日だったとしたら、仕事を休むことになります。前もって決まっていればいいですが、突然休むとなると派遣先に迷惑をかけてしまうことになるでしょう。また繁忙期であれば休みづらいこともあります。就業して6ヶ月間は有給休暇もありませんので、欠勤扱いになってしまいます。
派遣の仕事をつなぎにするときのポイント
派遣の仕事をつなぎにするときは以下のポイントに気をつけましょう。
・ポイント 1. 契約期間を考えて転職活動をする
先ほどデメリットでも紹介しましたが、派遣としての契約期間中は自己都合で辞めることができません。派遣社員として働くなら契約期間があることを頭に入れて転職活動をしましょう。また派遣先と契約更新する場合も、長期の更新ではなく可能であれば短期間での更新をおすすめします。
・ポイント 2. 派遣会社に伝えておく
次の転職までのつなぎとして働きたいと考えているのであれば、登録時に派遣会社には必ずその旨を伝えましょう。「伝えると仕事をもらえないのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、逆に短期間で働ける派遣スタッフが求められることもあります。また伝えておけば条件の相談もしやすいです。契約更新のタイミングが短い仕事を優先して紹介してもらえることもあるでしょう。
・ポイント 3. 転職活動に支障がない働き方をする
転職活動中に収入がないことが不安だからと毎日のように働いてしまうと、転職活動に支障が出てしまって本末転倒な結果になりかねません。派遣は時給なので働く時間や日数が少なければ給与は減ってしまいますが、転職を目指しているのであれば転職活動に支障のない働き方をするようにしてください。
ポイントを押さえておけば転職活動中に派遣で働くのはアリ
転職活動に力を入れたいと考えている方でも、その期間に収入がないとなると不安を感じてしまうでしょう。不安なく転職活動をするためにも、その期間派遣として働くのはアリです。ただ今回紹介したようにデメリットもありますから、ポイントをしっかり押さえて働くようにしてください。まずは派遣会社に相談して登録を決めるのもいいでしょう。
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