「派遣社員として働くと、正社員として雇用されづらくなる」という噂を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。はたしてその噂は本当なのでしょうか。

今回は、転職前に考えておくべきことと併せて紹介します。

正社員と派遣社員の雇用期間の違い

正社員と派遣社員では、雇用期間にどのような違いがあるのでしょうか。

以下で詳しく見ていきましょう。

・正社員の雇用期間

正社員の雇用期間には期限がありません。「無期雇用」と呼ばれる期間を定めない雇用契約を会社と結んでいるので、基本的には本人が退職の意思を示さない限り、定年までずっと働き続けられます。

正社員は安定して働きやすく、会社員として一定の収入を得続けられる点がメリットです。

・派遣社員の雇用期間

派遣社員の雇用契約は、3か月や半年など雇用される期間が決まっている「有期雇用」です。

そのため、一定の雇用期間後も勤務を継続する場合は、契約更新を行う必要があります。派遣社員は臨時で雇用されることがほとんどですので、長期にわたって働きづらい点がデメリットです。

正社員を目指すなら雇用形態よりも空白期間に注意

正社員として働きたい場合、直前の職歴が派遣社員では問題があると考える方もおられますが、実は雇用形態よりも空白期間のほうが採用時には注視されます。ここでは、空白期間について見ていきましょう。

・空白期間は短いほうが転職時に有利

離職している期間が長いと「スキルが低下しているのではないか」「就職できればどこでもいいと焦っているかもしれない」など、採用担当者にネガティブな印象をもたれる可能性があります。そのため、空白期間はできるだけ短いほうが、転職活動をするうえでは有利です。

・3か月以内の転職を目指そう

一般的に空白期間が3か月以上あると、採用する側は慎重になると言われています。転職活動が難航し、空白期間が長くなりそうな場合は、派遣社員などで働きながらスキルを磨くほうが無難です。今後正社員としての転職を目指すなら、雇用形態よりも空白期間が3か月を超えないようにすることを優先しましょう。

まとめ

派遣社員として働いた実績は、正社員として転職する際にも活きてきます。決して「派遣社員になったら二度と正社員にはなれない」などということはありませんので、雇用形態よりも空白期間に注意して転職活動を行いましょう。

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