派遣先や派遣会社では、賃金が振り込まれない、募集要項に書いていたこと以上の仕事を要求される、勤務中の事故、怪我に保険が適用されないといったことが起こるケースも存在します。

そこで今回は、ブラックな派遣先や派遣会社の見分け方、実際にブラックな派遣先、派遣会社に出会ってしまったときの対処法をご紹介します。

ブラックな派遣先・派遣会社の見分け方

ブラックな派遣先、派遣会社かどうかを見分けるポイントは4つです。

・募集内容と実際の業務内容が違う

派遣先の仕事内容を確認したうえで応募したのに、実際にはまったく違う業務を任せられる、という場合はブラックな派遣先・派遣会社と見なすことができます。

書かれていた業務以上のことをさせられるケースのほか、資格を活かせると思って応募したにもかかわらず、一般事務程度のことしかさせてもらえないという場合もあります。

・いつ見ても同じ求人情報が掲載されている

派遣会社の求人ページをチェックする際、いつも同じ求人が出ている場合は、離職率が高くなかなか人が定着しないことを意味しています。つまり、その求人先はブラックな派遣先である可能性が高いのです。

・社会保険加入について記載されていない

社会保険についての記載がない派遣会社は、ブラックである可能性が高いといえます。派遣社員であっても社会保険に加入することは可能です。1週間の労働時間が正社員の4分の3以上、もしくは1週間の労働時間が20時間以上などの条件はありますが、フルタイムで勤務していれば加入できるケースがほとんどです。

・過去に事業停止命令・改善命令が出されている

業務停止命令や改善命令が厚生労働省から出たことがある派遣会社は、ブラックである可能性が高いでしょう。現在は改善されているのか、未だにブラックな体質なのかは、実際に登録するまでわかりません。リスクはできるだけ避け、優良な派遣会社を選ぶようにしましょう。

ブラックな派遣先・派遣会社に出会ったときの対処法

実際にブラックな派遣先やブラックな派遣会社に出会ってしまったとき、どのように対処法すれば良いのでしょうか。

・トラブルは派遣会社に相談

派遣先がブラックであった場合、まずは派遣会社に相談しましょう。現在の状態、ブラックだと感じる点をきちんと報告することで、改善される可能性が高まります。しかし、担当者によっては改善されないケースもあります。

・派遣会社自体を変える

ブラックな派遣先が改善されない、そもそも派遣会社がブラックだった場合は、派遣会社を変えることをおすすめします。優良なサービスを提供しており、興味のある分野の仕事が多い派遣会社を選んでみましょう。

見分け方や対処法を確認し、ブラックな派遣先に注意しましょう

ブラックな派遣先、派遣会社についてその見分け方や対処法についてご紹介しました。ブラックな派遣先や派遣会社に出会ってしまうと、金銭面だけでなく精神面でも大きなダメージを受けてしまいます。トラブルを避けるためにも、事前にしっかり確認して派遣先、派遣会社を選びましょう。

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